日本のディスカウントストアチェーン、ドン・キホーテは、シンガポールのダウンタウン・イースト・モールにある店舗を、約5年間の営業を経て、今月末に閉店する予定です。
同社は先週金曜日のFacebook投稿で、3月15日に閉店すると発表しました。
「長年にわたり、皆様からいただいた愛情、ご支援、そして深夜の軽食のお買い物に心より感謝申し上げます」と投稿。「本当にありがとうございました」と締めくくりました。
「さよならではなく、また近くでお会いしましょう」と呼びかけ、タンピネス1やジュエル・チャンギ空港など、近隣の店舗を案内しました。
ドン・キホーテの店舗が閉店するのは、今回が初めての報道となるようです。
日本ではドン・キホーテとして知られる同社は、食料品や惣菜から日用品、化粧品、おもちゃまで、幅広い商品を販売しています。ウェブサイトによると、現在シンガポール国内に17店舗を展開しています。
同チェーンは2017年12月にオーチャード・セントラルにシンガポール初出店を果たしました。2021年4月にオープンしたダウンタウン・イースト店は、シンガポール東部初の店舗です。
閉店の発表を受け、シンガポール各地の住民から、自分たちの地域への出店を求める声が上がりました。
「NEXシンガポール(ショッピングモール)をよく利用する人たちが、ドン・ドン・ドンキ・シンガポールを待っていますよ」と、あるFacebookユーザーはコメントしました。
多くの日本企業がシンガポールで失敗したのは、日本から連れてきた日本人従業員に過度に依存したためです。シンガポールや東南アジア諸国に駐在する日本人は、文化、言語、社会的な要因が複合的に作用し、「バブル」に閉じこもりがちになるだけでなく、労働文化や社会規範にも大きな違いがあるため、長期的な同化に困難を抱えています。
さらに、シンガポールの小売業界は、消費者の行動が電子商取引に向かうこと、高いインフレによる非必需品への消費支出の減少、利益率を圧迫する運営コストの上昇により、減速を経験しています。加えて、実店舗を持つ日本企業は、在庫管理の不備やデジタル・オムニチャネル体験への適応の失敗に苦しんでいます。
今後、シンガポールで失敗する日本企業はますます増えるでしょう。シンガポールは快適で安全、そして効率的な生活環境として認識されることが多いものの、日本人駐在員が必ずしも永住したいと思える場所ではないのです。
出典; アジアジジャパン編集チーム

